トライアスロンIN徳之島

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スイム安全対策なども確認した「トライアスロンIN徳之島大会」総会・実行委全体会=18日、天城町役場

2018トライアスロンIN徳之島大会ポスター

スイム安全対策を強化
第31回大会7月1日号砲

 【徳之島】7月1日に開催の第31回「2018トライアスロンIN徳之島大会」総会・実行委員会全体会が18日、天城町役場で開かれ事業計画など全議案を承認した。スイム競技の水難事故対策では民間の災害医療支援チーム(TMAT)が協力。また悪天候など当日の海況しだいでは、コースの縮小や中止によるデュアスロンへの変更方針も確認した。

 同第31回大会は「フィニッシュまで駆け抜けろ!熱き風」をテーマに7月1日午前8時、天城町ヨナマビーチでのスイム(2㌔)でスタート。島内3町をぐるりと1周するバイク75㌔、同町総合運動公園が発着点のラン20㌔の計97㌔を舞台に熱い鉄人レースを繰り広げる。

 大会事務局(天城町)によると18日現在の出場申し込み者数は▽総合クラス369人▽リレークラス25組72人の計441人(申し込み締め切り今月27日)となっている。

 総会・実行委全体会には主管の3町当局をはじめ協力機関・団体の代表ら約40人が出席。大会長の大久幸助天城町長は、大会の経緯や事故防止対策、聴覚・視覚障がい者の鉄人2組が出場することにもふれつつ「世界自然遺産登録になると、世界中から入ってくると思う。事故のない大会にご協力を」。徳之島署はレース中の交通事故防止対策も強く要望した。

 同大会スイム競技では、15年(第28回)に1人が溺死し、昨年(第30回)は1人が心肺停止状態で救助され、ドクターヘリで県立大島病院に搬送(現在は兵庫県内に入院中)される計2件の水難事故が起きている。

 事故対策として新たに医療法人徳洲会グループのTMATが現地協力を申し出たという。さらに悪天候時の波浪など大会当日の海況しだいではスイムコースを縮小、または競技中止によるデュアスロン(ラン・バイク・ラン)への変更も選択肢に、臨機応変に対処する方針も確認した。

 ほか、小・中学生対象の第9回「2018チャレンジKIDS徳之島大会」は前日の6月30日午前9時から、天城町B&G海洋センタープールなど同町総合運動公園で開かれる。

 大会実行委員会事務局(天城町商工水産観光課)電話0997(85)5149。