奄美ユースウインドバンド

奄美ユースウインドバンド

奄美大島の中学・高校合同バンドによる「スプリングコンサート」

島内中・高生の合同コン
4高編成の音色で魅了

奄美大島島内の高校・中学校吹奏楽部で結成する「奄美ユースウインドバンド」は25日、奄美市名瀬の奄美文化センターで「スプリングコンサート」を開いた。学校の垣根を越えて高校生約60人の編成で奏でる合同ステージの重厚的なサウンドに、観客は酔いしれた。

 

同バンドは島内高校の技術向上と親睦を目的に2008年結成。その後中学校も加わり、10回目の節目を迎えた今回は、4高(大島、奄美、大島北、古仁屋)、5中(名瀬、朝日、小宿、古仁屋、龍南)が出演した。大島高校同部顧問の堀之内拓郎教諭は開会に先立ち、「各学校による華々しい演奏を楽しんでほしい」と述べた。

メーンの4高合同ステージは、馴染みのあるSF映画「スターウォーズ」のテーマ曲を奏で、「サクソフォンとバンドのための青春の輝き」では各校のサックス奏者がソロパートで腕前を披露した。

ラストは吹奏楽曲で人気の高い、アーノルド「第六の幸福をもたらす宿」の勇壮なスケール感を見事に演奏し、詰め掛けた観客を感動させた。

そのほか中学校は、コンクール課題曲や定番の吹奏楽曲、ポピュラーソングのメドレーなど。また昨年、全日本小学生金管バンド選手権全国大会への初出場を果たした奄美小学校ビューグルバンドもゲストで出演し、盛り上げに花を添えた。