徳之島きびまつり・製糖終了なくさみ大会

徳之島きびまつり・製糖終了なくさみ大会

約2千人が満喫した第3回「徳之島きびまつり・製糖終了なくさみ大会」=22日、伊仙町なくさみ館

来期は豊作ばん回を
闘牛や抽選会に約2千人

 【徳之島】第3回「徳之島きびまつり・製糖終了なくさみ大会」(徳之島3町ハーベスターイベント実行委員会主催)が22日午後、徳之島なくさみ館(伊仙町)であった。前期産の豊作型(22万㌧台)から一転して今期は18万9715㌧(大型工場処理分)、糖度は台風・塩害の影響で過去最低を記録したが、闘牛大会や抽選会、ゲストショーなどで約2千人を楽しませて疲れをいやし、来期の豊作を誓い合った。

 同イベントは、サトウキビの機械収穫を担う徳之島ハーベスター集団(計106団体)を中心とした実行委(大竹勝人委員長)が「生産農家の労をねぎらいながらキビ作農業に元気を。生産回復への起爆剤に」と一昨年にスタート。今年も抽選券付き入場料(千円、小学生以下無料)による5組の「なくさみ(慰み)大会」(闘牛大会)やゲストショー、企業・団体協賛の大抽選会を用意した。

 第3回イベントは、収穫作業の農繁期明けの農家など住民に観光客を含め約2千人が見守るなか、島内の中高生ら「結シアター手舞」一行の勇壮な集団演舞で開会。12月から実行委を開催して準備を進めた大竹委員長(55)は、低品質の年だったが来期へのばん回、豊作への取り組みをアピール。

 JAあまみの山口利代表理事組合長や3町長代表らあいさつ「なくさみ大会」スタート。封切早々の大乱戦など計5組の取り組みで会場を沸かせた。第2部のゲストショーには少女唄者・永田心花さんやシンガーの安田竜馬さん、長間たかおさんが出演。そして旅行券や農機具、農業資材など約200本(組)が当たる抽選会で会場を一喜一憂させた。