水産加工場が完成

水産加工場が完成

完成した加工場(右奥)の前で落成式が行われた=和泊町=

沖永良部漁協 島の魚に付加価値を

 【沖永良部】沖永良部島漁業協同組合(東善一郎組合長)の水産加工場落成式が13日、同漁協であった。組合員や役場関係者ら14人が参加。式後は、関係者らと懇親会を開き、新施設の完成を祝った。稼働は5月から。

 水産加工場は、同漁協セリ市場の隣に整備。県の地域振興推進事業を活用し、昨年11月下旬に工事着工、3月15日に完成した。総事業費は822万9千円。

 魚をミンチにする機械や、ブロック状に切り分けたソデイカなどを真空パックに保存する機材を導入。今年度中に冷蔵、冷凍庫の設置も計画している。

 東組合長は「地元で取れた安心安全な魚をここで加工して、多くの人に食べてもらいたい。冷蔵庫等が整備されれば、保存しておいたものを災害時に地域住民へ提供することも可能になる」と語った。