離島進出の情報交換会

離島進出の情報交換会

「Yahoo!JAPAN」17階で、イベントの案内をするホワイトボード
「逆参勤交代」について説明する、三菱総研の松田智生さん

伊仙町、雇用などの活性化期待

【東京】伊仙町は19日、千代田区紀尾井町の「Yahoo!JAPAN」17階のコアワーキングスペース・LODGEで「徳之島ナイト!リモートワーク情報交歓会」を開いた。同町に進出の可能性のある企業が集まり、自社のプレゼンテーションと情報を交換し今後の本格的な進出の実現に向けて熱い時間を共有した。

 

参加したのは、健康関連2社のほか子どもの教育、旅行、デザイン、コンサルティングに携わる計6社。昨年12月に町主催の大手町で行われた、「伊仙町お試しサテライトオフィス事業」に参加した、企業代表者らの合同企業交流会を発展させたもの。同町にサテライト済みの企業の中から、より進出の可能性のある企業が選ばれた。

町からは3人の職員を派遣。イベントの冒頭では、㈱三菱総合研究所プラチナ社会センターの松田智生主席研究員が、「働き方改革と地方創生の同時実現へ」をテーマに、「『明るい逆参勤交代』は、本人、自治体、企業が三方一両得となる」などと解説した。

その後、各企業が事業内容や事業形態をプレゼンして、情報交換。伊仙町への思いを島の料理や黒糖焼酎を味わいながら語っていた。伊仙町の担当者は「確実に進出してもらい、雇用と産業の活性化につなげてほしい」と話していた。