女性職員同士で意見交換

奄美での業務などについて意見を交わした女性職員たち

奄美署・奄美海保が開催
奄美での業務、過ごし方など

 
奄美署(榊伸一郎署長)と奄美海上保安部(佐藤至部長)は24日、奄美大島に配属されている女性の警察官と海上保安官の意見交換会を奄美市名瀬長浜町の観光バースに停泊している巡視船「あまぎ」で開いた。互いに警察権を持ち、職務上少数派な女性職員同士、日常の業務などについて言葉を交わした。

同意見交換会は、海難事故などで顔を合わせる機会の多い双方の交流を図るとともに、女性職員同士で情報を共有することで、公私ともに充実した交流の機会を持ってもらうことが目的。今回が初めての開催。奄美、瀬戸内管内から、女性警察官7人、女性海上保安官5人が参加した。

意見交換会では、互いの所属や日常の業務説明や、目指したきっかけや趣味、特技など自己紹介も実施。「船酔い中の給仕業務は辛い」、「ハブ獲りの110番に急行した」など、警察と海保の違いについて話したほか、今年10月に配属されたばかりの職員からは、奄美での過ごし方などについて尋ねる場面も見られ、積極的な意見交換を行っていた。

奄美署の瀬戸口紗弥さん(23)は「陸・海と市民の安全を守る立場として、交流できて有意義な時間を過ごせた」とコメント。瀬戸内海上保安署に所属する可徳夏紀さん(21)は「日頃から同じ警察権を持つ女性職員として、交流できてよかった」と話した。