奄美市年始会

市制施行10周年を迎えるに当たり「飛躍の年」とすることを誓った奄美市の年始会

市制10周年に飛躍決意
ミカンコミバエ早期根絶に努力

奄美市は1日、同市名瀬のホテルで毎年恒例の「合同年始会」を開いた。奄美の政財界関係者や市職員など約150人が参加。3月20日には市制施行10周年を迎えるのに当たり、朝山毅奄美市長は「この10年という節目を大きな飛躍の年にしていきたい」と決意を新たにした。

年頭のあいさつに立った朝山市長は、LCC就航や奄美群島振興交付金の創設に伴う航路航空路運賃の低減化による交流人口の拡大、また民謡民舞・芸能など奄美の文化を全国に発信した国民文化祭の開催など「奄美の活性化を感じられた1年だった」と、2015年を振り返った。その一方で年末にかけて問題が表面化した奄美大島へのミカンコミバエの再侵入に対しては「国・県・市町村が連携し、一日も早い根絶に向けて努力していく」と宣言した。

また今年、合併10年を迎えるに当たっては、「(合併に)尽力いただいた先人の苦労と、小異を捨てて大同に就くことに理解をいただいたみなさんに心から敬意を表するとともに、これからの歴史の創造について我々はいっそうの責任を持って先人に応え、次世代にバトンをつないでいかないといけない」と決意を述べた。

続いて奄美市区選出の永井章義、向井俊夫の両県議が来賓あいさつ。その後、奄美大島商工会議所の谷芳成会頭の発声で乾杯し懇談。最後は奄美大島青年会議所(JC)・肥後孝幸理事長の音頭による万歳三唱で締めくくった。