和泊小6年生 児童がフクギ植樹

フクギを植栽する児童ら=和泊町=

島の自然守りたい

 【沖永良部】島の自然を守ろうと、和泊町立和泊小学校(田淵修校長)の6年生32人が18日、同町伊延港公園で植栽活動を行い、公園内に100本のフクギを植え付けた。

 授業を通して自然の大切さを学んだ子ども達が「島の自然を守るために木を植えたい」と同町役場に相談。町で取り組んでいる「花と緑のまちづくり事業」を活用し、沖縄県今帰仁村からフクギの苗木を取り寄せた。

 児童らは、役場職員の指導を受けながら、公園内の海岸に面した花壇などに木を植え、丁寧に土をかぶせた。

 同小6年の林瑠真さん(12)は「島の木が伐採され、ゴミが増えていると思う。この公園は、よく釣りをして遊ぶ場所。木を植えて豊かな自然を戻したい」と話した。

 同町役場企画課の川畑裕一課長は「子ども達が、島の環境に関心を持ってくれてうれしい。将来、自分の植えたフクギを見に来てほしい」と語った。