奄美空港ターミナルビル総会

第30回定時株主総会が開かれた

増改築18年夏頃完成へ
延べ床面積約1・7倍に 国際便対応も考慮し設計

 奄美空港ターミナルビル㈱(三角隆雄代表)第30回定時株主総会が24日、奄美市名瀬の宴集施設であった。決算報告、取締役の選任など全4議案を承認。当期の営業収益は、29億61万3千円(前期比632万5千円増)、経常利益は4238万7千円(同28万4千円増)、純利益は2803万7千円だった。空港ターミナルビル増改築について、9月頃の工事着手、2018年夏頃完成を目指す計画案が示された。

 今期事業概要に関し、同社調査で、昨年度の同空港乗客数は67万8353人(対前年比107・9%)、1996年度の66万9862人を上回り過去最高を更新。物販等売上は直営店が8千万7千円(対前年比107・8%)、テナント売上が3億2157万8千円(同102%)。合計売上のピーク92年の6億6955万5千円を取り上げ、同社関係者は「約6割程度しか回復していない。1人あたりの客単価が減少しているようだ。どのように売り上げにつなげるかが大きな課題。テナント関係者らと売上増に努めていきたい」と話した。

 ターミナルビル増改築・実施設計の概要について、概算事業費は28億円を見込み、2030年度の需要予測調査を元に、計画旅客数を年間91万2千人に設定。国際線チャーター便就航時に必要となる手続き(CIQ検査=税関、出入国管理、検疫)が可能になるなど、国際便への対応も考慮し設計。

 増改築による、延べ床面積は現状の4443平方㍍から、約1・7倍の7545平方㍍を計画。セクション別では、到着後の手荷物受取所(バゲージクレーム)は現状から2・7倍、到着ロビーは約2・4倍、搭乗待合室は2・1倍、出発ロビーは2・0倍の面積に拡張される。

 設備も、ビルから旅客機に乗客を乗降させる搭乗橋(PPB)、預けた手荷物を運ぶ到着コンベア、それぞれ1基を増設する。

 また、奄美の景勝地など観光情報を提供するコーナーを設けるほか、バリアフリー機能、セキュリティ機能も強化する。

 今後8月頃に施工業者の選定、9月頃から施工、2018年夏頃の竣工を目指すという。

 取締役選任があり、新たに加藤洋樹氏=日本エアコミューター㈱取締役=(56)が就任した。