「奄美群島クリーンアップ大作戦」

「奄美群島クリーンアップ大作戦」を実施、奄美市名瀬地区周辺の清掃を行う参加者ら

自然遺産登録へ機運醸成
名瀬地区で清掃活動

 県大島支庁などの関係団体は30日、奄美・琉球の世界自然遺産登録推進活動の一環として、「奄美群島クリーンアップ大作戦」を実施した。団体・個人などの参加者らが、奄美市名瀬地区一部区間の国道・県道沿い路上や、周辺地域に落ちたゴミを収集するなど地元の環境美化に努めた。

 同活動は、早期の世界自然遺産登録へ向けた機運の醸成を目的に、国が定めた「道の日(8月10日)」にも合わせ、群島内全域で行われている。

 同日は市、建設・建築業関係団体、地域女性団体連絡協議会、観光関係団体のほか、地元の小中学生など地域住民なども多く参加。

 大島支庁であった出発式で、鎮寺裕人支庁長は「2年後の登録に向け、各関係団体が様々な準備を進めている。入り込み客が増えるなど、奄美にはフォローの風も吹いているなか、時宜を得た活動で、暑い中、多くの方の参加ありがたい」などとあいさつ。全員でガンバロー三唱し、作業に取り掛かった。

 清掃活動区域内の国道・県道沿い38地点には、「ゴミのない奄美を 世界自然遺産へ」と記されたのぼり旗を設置。清掃は午前9時に開始され、参加者らは約1時間半に渡り汗を流し、地元の環境美化への啓発を図った。