20日、東京で「奄美音楽祭2016」

「生まれ育った奄美の風を私たちから受け止めて」と語る元さん

元ちとせ、中孝介など出演

 【東京】「奄美音楽祭2016」が今月20日、東京葛飾区のかつしかシンフォニーヒルズ モーツアルトホールで開催される。

 元ちとせ、中孝介、カサリンチュ、NAOTOが出演する。音楽を通じて奄美のすばらしさを知ってもらおうと開かれるもので、奄美にゆかりのアーティストが顔をそろえる。

 東京での奄美の音楽イベントと言えば、デビュー目前の元ちとせも出演した渋谷クラブクワトロでの「夜ネヤ島ンチュリスペクト」が、いまだに記憶に新しい。東京在住の奄美出身者など約600人が詰めかけ、奄美ここにありと、熱い一夜が繰り広げられたイベントだった。それから14年、今回は「この夏、もっとも優しいフェスティバル」と銘打って開かれる。今回の主催は奄美音楽祭実行委員会で第1回目。

 彼女、彼らの優しい歌声と、NAOTOのヴァイオリンで、奄美のいろいろな風景が奏でられそう。

 元ちとせさんは「19歳で東京へ出てきて、ただ歌が歌えるうれしさに夢中で歩いてきた音楽の道。その中で故郷、出会う人、迎えてくれるそれぞれの場所の温かさを感じながら、いつの間にか誇れる仲間とこんなに素敵なイベントが開催されることになりました。生まれ育った場所そのままの風をどうぞ私たちから受け取って頂けたらと思います。夢を見つけさせ続けてくれるこの東京で第1回目となる奄美音楽祭に感謝の気持ちと、第2回目へとつながれる気合いを込めて会場でお待ちしております」。

 音楽祭は午後4時30分開場、午後5時開演、チケットはキョードー東京TEL0570・550・799
全席指定5940円(税込み)となっている。