JAあまみ青年部和泊支部

除幕されたJAあまみ青年部和泊支部の看板

手作り看板除幕式 農畜産物をPR
コンセプトは鹿児島の「黒」

 【沖永良部】JAあまみ青年部和泊支部が取り組んでいる手作り看板の除幕式が20日、同町Aコープであった。鹿児島の「黒」を制作コンセプトに、県内の農畜産物をPR。速水裕史支部長(36)は「この看板で、奄美と鹿児島の農業を活気づけたい」と語った。

 設立3年目となる同支部は、地域の農業を盛り上げたいと毎年看板作りに挑戦。一昨年のJA鹿児島県青年大会「手作り看板コンクール」に初出品して以来、2年連続で最優秀賞に輝いている。

 看板の制作日数は約1カ月半。大きさは、縦180㌢、横270㌢。県農産物の黒さつま鶏、黒牛、黒ゴマ、サトウキビ(黒糖)、黒豚、黒酢、黒糖焼酎の7品目を七福神に見立ててキャラクター化した。

 除幕式には支部のメンバーやJA職員ら11人が参加。JAあまみ和泊事業本部の山下元達専務理事が「暑い時期に頑張って作ってくれた。出来も非常に良く、多くの人に見てもらいたい」とあいさつした。

 会場には、多くの買い物客が訪れ看板を眺めたり、写真を撮ったりして楽しんだ。

 速水支部長は「メンバーと協力しながら、農作業の合間を縫って制作した。キャラクター作りが難しかったが、描いていくうちにイメージが固まり、良い作品になった。県大会で最優秀賞を取り、全国に鹿児島をアピールしたい」と話した。

 県青年大会の最優秀賞作品は、JA全国コンクール県代表として出品される。