京都の子ら瀬戸内町でキャンプ

京都と嘉鉄の子どもたちが交流を深めた

奄美の自然を満喫
嘉鉄子ども会と交流も

 子どもの野外活動などを行う任意団体「K+キッズ商会」(小谷尚江代表、京都府城陽市)の奄美キャンプが18日から、瀬戸内町ヤドリ浜キャンプ場を中心に6泊7日の日程で行われている。22日には地元の子どもたちと交流するなど、楽しい時間を過ごしている。

 奄美大島での長期キャンプは5回目。「自分で生きるキャンプ」をコンセプトに、子どもたちとスケジュールを相談しながら過ごし方を組み立て、様々な経験や出会いから自主性や自信を培うことなどが目的。小中学生9人に加え、運営を支える大学生など4人の計13人で来島した。

 18日からヤドリ浜でキャンプを張り、子どもたちは海水浴や魚釣り、夜空観察など、奄美の自然を満喫。同町のみなと祭りでは舟こぎ大会に飛び入り参加するなど、地元住民とも交流を深めたほか、加計呂麻島も観光した。

 22日はヤドリ浜で嘉鉄子ども会の10人も合流。抹茶どら焼きやお好み焼きなど、関西風の食事でもてなした後、ヨーヨー釣りやスーパーボールすくいなどの関西をイメージした夏祭りで交流した。京都の観光名所や風習などを紹介すると、嘉鉄の子どもたちも島唄を披露。女子トークで盛り上がるなど、友好を深めた。

 初めてキャンプに参加した安田伊志=いさし=君(10)は、「舟こぎは初めてだったけど、こぐのが楽しく夏の思い出になった。自然がいっぱいで、自分の住んでいる京都とは環境が違う。また奄美に来たい」と話した。

 メンバーたちは24日、帰路に着く予定。