女性消防団員が啓発活動

女性消防団員による防災教室

「火事と災害への備えを」
あいあいカフェ

 市民が気軽にくつろぐ場の「あいあいカフェ」(男女共同参画あまみ会議主催)が27日、奄美市名瀬のAiAiひろばであった。「ミニミニ防災教室」を開き、同市女性消防団員による講話など防火啓発に来場者は耳を傾けた。

 防災の日(9月1日)を前に市民の防火・防災意識を高めようと企画。同団特別分団名瀬女性小隊の上山あさみ部長ほか団員3人を講師に招いた。

 講話では、住宅火災の原因について説明。出火原因のワースト1位「コンロ火災」、死者発生が最多の「たばこ火災」、冬場に多発する「ストーブ火災」を挙げ、火災警報器の設置など防火対策を挙げた。また子どもたちには紙芝居を通じて、防火意識の大切さを呼びかけた。

 現在、同隊の入団数は15人。同隊関係者によると、一般に向けた啓発活動は今回が初めてという。上山部長は「台風の時期を迎え、火事と災害の両面で住民の意識醸成に努めたい」と語った。

 同市名瀬の女性(71)は「最近火事があったので、定期的に防災教室があればいいと思う」と話した。