交通事故からクロウサギ守ろう

9月1日からキャンペーン
特別イベントや講演会も

 2016年度アマミノクロウサギ交通事故防止キャンペーン=写真=が9月1日からスタートする。期間中、奄美大島と徳之島では啓発活動や講演会などを予定しており、環境省奄美野生生物保護センターでは「最近は観光客も増えている。クロウサギだけでなく、ネズミやカエルなどにも気を付けてほしい」と呼び掛けている。

 環境省ではアマミノクロウサギの活動が活発になり、交通事故の発生がより多い秋期に合わせて、地域住民や観光客などへ安全運転を呼びかけ、アマミノクロウサギをはじめとする野生生物の保護に関する普及・啓発を目的とした同キャンペーンを実施している。

 期間は9月1日から10月31日まで。期間中はアマミノクロウサギのマスコット「あまくろ」による特別イベントも実施。日程は9月10日に奄美市住用町の三太郎峠線(午後7時~同8時)、10月16日に瀬戸内町清水運動公園(午後0時~同1時)、同月22日に徳之島町文化会館(午後5時半~同7時)の3日間を予定。チラシやステッカーを配布し、安全運転を呼び掛ける。

 また、今年から交通事故の現状に関する講演会も実施。日程は①9月9日=奄美市住用公民館(午後6時半~同7時半)②同30日=住用小学校(午後2時10分~同55分)③10月1日=龍郷町役場会議室(午後3時~同4時)④同13日=宇検村元気の出る館(午後7時以降)⑤同21日=徳之島町文化会館(午後7時~同8時)。住用小学校除く4か所は一般参加も可能となっている。

 このほか、同センターではアマミノクロウサギに関するパネル展示などを行い、交通事故防止や野生生物の保護に関する普及・啓発活動を行う。