関東徳之島町会総会・懇親会

関東徳之島町会総会であいさつに立つ井上脩士会長

「行司さんのちょっといい話」をテーマに熱く語る第36代木村庄之助(山崎敏廣さん)

安田竜馬さん、禎一馬さんの熱いサウンドでノリノリの参加者たち

LCC就航へ協力呼び掛け
第36代・木村庄之助の特別講演も

【東京】第48回関東徳之島町会総会・懇親会がこのほど、東京・品川区の大井町総合区民会館きゅりあんで開催された。亀津会、神校会、母間会、花徳会、山和会に加え、賛助会員、来賓ら合計約150人が参加。懐かしい顔に旧交を温めながら徳之島の発展のため、語らい、酔いしれていた。

総会は2部構成。第1部は、黙祷の後、ハーモニカ奏者・村岡清男さんの伴奏に合わせて「徳之島小唄」を全員で斉唱。続いてあいさつした井上脩士会長は、「島には7歳までしかいなかったが、ここ20年は井之川の”浜下り”に参加している。皆さんや、徳之島を花いっぱいにと活動をする人たちの思いが島を発展させている。成田から格安航空(LCC)と島を結ぶためには今後多くの方の期待や力が必要だ」と、出席者に呼び掛けた。

会計報告や関東徳州会の平山徳廣会長ら来賓の紹介などの後、特別講演として、第36代・木村庄之助の山崎敏廣さんが登壇。鹿児島県枕崎市生まれの山崎さんは、ひょんなことで井上会長と出会い、講演を依頼されたという。

「行司さんのちょっといい話」をテーマに、約30分間熱いトークを展開した。行司になるにはどうすればいいのかや、「大相撲は神事に通じ、本場所前に土俵の中央に20㌢四方の穴を掘って、結納の道具のように物を埋める」などと解説。場内放送、番付表の製作など、土俵上の裁きの他にもたくさんの仕事があると説明。「なまりがあるので場内放送は駄目だった。2013年の5月場所に引退するまで、一度も休まなかった」などのエピソードも披露。本場所さながらのいでたちで身ぶりを交える姿に、出席者は盛んにうなづいてた。

またこの日は、敬老の日と重なったこともあって年配者には山崎さんの色紙やサイン入りの本がプレゼントされた。なお最高齢者は95歳だった。

第2部は、懇親会。にぎやかに島唄で開幕。あずままどかさん、安田竜馬さん、禎一馬さんらが自慢ののどをマイクに載せ、そこかしこで踊りの輪が広がった。ワイド節、六調などで懇親会は一気にピークに。その後、18年度予定の世界自然遺産登録、そしてLCC就航などを祈念しつつ、来年の再会を約束しながらお開きとなった。