運動会に来てね!!

校区内を鼓笛パレードした戸口小児童達

校区内を鼓笛パレード
龍郷町・戸口小 開催知らせ呼びかけ

奄美群島の多くの小学校で10月2日、運動会が開かれる。それを前に龍郷町の戸口小学校(晨原弘久校長、児童44人)は30日、運動会の開催を知らせる伝統の鼓笛パレードをし、同小を発着点に校区内約2㌔のコースを練り歩いた。太鼓や金管楽器で軽快に演奏する児童らを、沿道に集まった住民は温かく迎えた。

全校児童で編成する鼓笛隊は、6年・松尾夕月さんを先頭(ドラムメジャー)に、4~6学年が楽器、3学年がフラッグ、1・2学年がポンポンを担当。この日は、「校歌」「聖者の行進」「地域の島唄」を演奏しながら、校区3地区を1時間ほどパレード。途中、各地区の公民館に立ち寄り、担当児童がマイク放送で運動会開催を呼びかけた。

普段は静かな地域もにぎやかさに包まれ、演奏を聞きつけた住民が沿道に出て、児童たちに声援や拍手を送った。

学校関係者によると、30年ほど前、校区集落出身者から同校の鼓笛隊活動に寄付があり、スピーカー付き大太鼓、3連太鼓など本格的な楽器と制服に一新。現在の演奏形態につながっているという。

当日は、マーチング演奏を披露する予定。

松尾さんは「夏休み前からみんなで練習を重ねてきた。多くの人が運動会を見に来てほしい」。パレードに初参加の1年・山口大虎=たいが=くんは「行進中、みんなが手を振ってくれたのでうれしかった」とそれぞれ笑顔を見せた。