地場産シイタケ収穫体験

大きなシイタケを収穫し、笑顔を見せる児童

焼き立てほおばり笑顔
大川小と小湊小児童

 奄美市名瀬の大川小と小湊小の児童は30日、同市名瀬伊津部勝の「奄美ゆいの郷体験の森」でシイタケの収穫作業を行った。両校合同で計約40人の児童がシイタケの摘み取りを体験。その場で試食会もあり、児童らは焼き立てのシイタケをほおばり、肉厚でジューシーな味覚に舌鼓を打った。

 県大島支庁のシイタケ需要拡大に関する事業の一環。奄美市が事業を委託し、同所でシイタケの原木栽培を行う「奄美ゆいの郷」の協力を得て実施。収穫作業を体験することで地場産のシイタケに慣れ親しみ、ひいては消費拡大につなげていくことなどが目的。

 ほだ場では、「手のひらよりも大きなもの」を摘み取るなどルールを確認した後、児童らは友人と競うように黙々とシイタケを収穫。その後は塩などで味付けし、焼き上げたシイタケを食しながら、「いつもよりも美味しい」などとその美味しさを再確認。自然の恵みを感じていた。

 同日は県大島支庁林務水産課や同市農林振興課の職員らも参加。同支庁職員によるシイタケの栄養に関することや、良いシイタケの選び方、味わい方など食育に関する話・クイズなどもあった。

 大川小3年の大里雄翔君(9)は「初めての体験で楽しかった。シイタケはすごく美味しい。(お土産としてもらったシイタケは)しょうゆ漬けにして食べたい」と笑顔で語った。

 両校の児童は2月14日には、同所で原木にシイタケの種駒=たねこま=を打ち込む作業も体験するという。