徳之島PRで地域貢献

徳之島3町長が激励に訪れた「就労支援センターまる」

鹿児島市「就労支援センターまる」にアンテナショップオープン
南恵会・徳之島3町長が激励

 【鹿児島】社会福祉法人・南恵会が運営する「就労支援センターまる」に22日、徳之島の特産品を取り扱うアンテナショップがオープンした。開業日には徳之島町の高岡秀規、天城町の大久幸助、伊仙町の大久保明、3町長が激励に訪れた。

 南恵会は徳之島3町で障がい者支援施設、生活介護センターなどを運営している。「社会福祉法人も社会貢献、地域貢献が求められるようになって、日頃お世話になっている徳之島に恩返しがしたかった」と吉留康洋理事。鹿児島市武の太陽ヘルスセンター1階で運営する就労支援センターで、カレー、タンカンジュース、黒糖菓子など徳之島の特産品を販売する。吉留理事は「役場や民間業者とも連携し、ジャガイモやタンカンなど、旬の食べ物も期間限定で扱ってみたい。徳之島で作られたものなら何でも扱う」と張り切っている。

 「島にとって外貨獲得の機会であると同時に、障がい者同士の交流が広がる」と高岡町長。大久町長も「自然豊かな徳之島との交流が広がって、差別のない社会づくりを目指したい」と想いを語り、大久保町長は「これからの徳之島と、社会福祉のあり方を考えるきっかけになれば」と期待を寄せていた。