明大・ローバースカウト部

奄美大島で春季合宿を行っている明治大体育会のローバースカウト部15人が舟こぎを体験した

伝統文化に触れる
奄美大島でも合宿、舟こぎ体験

 春季合宿で奄美大島入りしている明治大学体育会ローバースカウト部(平良仁志監督、部員90人)は24日、奄美市名瀬小湊漁港で舟こぎを体験した。奄美舟こぎ協会(実和則理事長)から基本技術の指導を受けた後、3チーム対抗で全長100㍍のレースも行い、奄美の伝統文化に触れた。

 同部は、18日から徳之島で合宿をスタート。総勢80人が参加し、「目指せ!世界自然遺産の島 ボランティア大作戦」と銘打った奉仕プログラムなどを通し地域住民らとの交流や、各自の合宿課題などに取り組んだ。

 一行は21日に奄美大島入り。舟こぎ体験は部員15人が参加した。基本講習を受けると、折り返し全長100㍍レースを2本実施し、優勝チームへミキのプレゼントもあった。

 同協会の実理事長は「舟こぎはチームの結束が大切な競技。そういった部分も学んでもらえたら。本土での発信も期待したい」と話した。

 島民との交流は大きな合宿テーマの一つで、メンバーは奄美大島北部で農家を通じた農業体験、移動のためのヒッチハイクなどでも地元の人と交流を図った。大津悠輔副主将(理工学部3年)は「手伝いをして食材提供を受けたりと、島の人の温かさを感じる場面が多くあった。きれいな海をはじめ、マングローブや豊かな山があることも奄美大島の魅力だと思う。合宿中の交流で地元の人たちの視点も感じることができた。これらの経験を今後に生かしていきたい」と話した。

 4泊5日の奄美合宿は25日までの予定という。