あやまる岬周辺清掃

海岸の漂着ゴミ回収に参加したボランティア(写真はあやまる岬周辺)

入込シーズン前に3観光協会キャンペーン

春休みシーズンを前に奄美群島観光物産協会・奄美大島観光協会・あまみ大島観光物産連盟は21日、奄美市笠利町のあやまる岬や土盛海岸の周辺で清掃作業を行った。参加者は沿岸の漂着ゴミの回収に汗を流した。

観光地クリーンキャンペーンの一環。3協会は大型連休前など年2回の清掃ボランティアを実施しているが、3月7日に指定された「奄美群島国立公園」を受け、「入込が増えるこの時期に前倒しした」(協会関係者)という。

この日は観光事業所、行政機関、関係団体など約80人が参加。あやまる岬周辺の海岸で参加者は、ゴミ袋を手に海岸に流れ着いたペットボトルや流木、発泡スチロールなどを多数回収。2トン車2台、1トン車1台分の量を処分した。

越間得晴奄美大島観光協会長は「関係機関と連携しながら、観光スポットなど景観美化に努めたい」と語り、清掃活動を継続していく考え。両手にゴミ袋を持ちながら作業した原良太さん(36)は「奄美に訪れる観光客は多くなる。自然や風景を少しでもきれいにしておきたい」と話した。