「エラブに来てください」

長崎県普賢岳を望む船上でダンスを披露する生徒ら=提供写真=
0525修学旅行先で沖永良部島PR、知名中②
手作りパネルで沖永良部島をPRする生徒(左端)=提供写真=

知名中2年生の38人 修学旅行先で沖永良部島PR
地元の魅力発信 観客にバレイショのプレゼント

【沖永良部】地元の魅力を発信しようと知名町立知名中学校(神田良文校長 生徒数130人)の2年生38人が、今月15~18日の日程で行った修 学旅行先で沖永良部島をPRした。生徒らは、島の観光大使として伝統芸能や観光スポットを紹介。島のパンフレットと一緒に地元産バレイショを観客に手渡し 「沖永良部に来てください」と呼び掛けた。

修学旅行は、3泊4日で熊本、福岡、長崎を巡るコース。宿泊施設のロビーや長崎県島原港から熊本港へ向かう船上、帰りの飛行機に搭乗する前の鹿児島空港内など4カ所で沖永良部島のPR活動を実施した。

郷土芸能を担当したグループは、「エラブユリの花」の踊りをアレンジした創作ダンスやヤッコ踊りを披露。観光グループの生徒らは、フーチャや国頭 ガジュマル、昇竜洞などの観光スポットをまとめた手作りパネルで島の魅力を伝えた。生徒の周りには、立ち寄った観光客らが大勢詰めかけ「沖永良部島はどこ にあるのか」「自然がきれいだね」と声を掛けていた。

また、おきのえらぶ島観光協会とJAあまみ知名事業本部から提供された観光パンフレット「しまらっきょ」と島内産バレイショのセットを訪問客にプレゼントした。

同中2年の賀来柚葉さん(13)は「観客が笑顔で見てくれたのでうれしかった。ケイビングガイドをしている父親のためにも頑張って宣伝した」。原佑騎さん(13)は「少しでも興味を持ってくれたと思う。多くの人が沖永良部に来てほしい」と語った。

同中では、郷土教育の一環として昨年度から修学旅行先で島の魅力を発信する取り組みをしている。