「YAKOMOハウス」オープン

ミニライブに出演したシーサーズのメンバー
(左から中島さん、平沢さん、持田さん)と井口雄三さん(右端)=知名町屋子母=

記念ミニライブ開催
知名町屋子母 写真と唄楽しむ

【沖永良部】知名町屋子母のギャラリー「YAKOMOハウス」で21日、オープン記念のミニ演奏会が開催された。地元住民ら40人ほどが集まり、展示された写真を観賞した後、島唄ユニット「シーサーズ」のライブを楽しんだ。

同ギャラリーは、昨年9月に福岡県から知名町へ移住した写真家の園こうじろうさん(60)が運営。古民家を住居兼ギャラリーとしてリフォームし、今月15~21日まで作品展「Wugamyabura(うがみやぶら) in 屋子母」を開催した。

演奏会は昼と夜の2部公演で、島唄ユニット「シーサーズ」の3人(持田明美さん、平沢ちあきさん、中島由美さん)が出演した。

最初に沖永良部島の創世神話「島建てシンゴ」の映像紙芝居(約25分)を紹介。「かぎやで風」(踊り担当・松村雪枝さん)や「東成丸」、「イシンチヂ節」、「スンガー節」などの民謡を披露した。また、友情出演として和泊町国頭在住の唄者、井口雄三さんも加わり観客を盛り上げた。 

ライブに訪れた今井毅さんは「島の景色を見事に写し取った写真ばかり。作品も楽しめたし、唄も素晴らしかった」と話した。

5年前に初めて沖永良部を訪れて以来、島の自然を中心に撮影を続けてきた園さんは「私が見た沖永良部の良さを作品にした。地元の人が見たことのない島の魅力を伝えていきたい」と語った。