水上バイク使った救助法確認

水上バイクを使って溺れた人を救出する消防隊員ら=知名町=

沖永良部与論広域消防本部 水難救助訓練

【沖永良部】沖永良部与論地区広域事務組合消防本部(池田哲勇消防長)は29日、知名町沖泊漁港で水難救助訓練を行った。隊員ら11人が参加し、水上バイクを使った救助方法を確認した。

水難救助技術の向上を目的に5年前から行っている。訓練は、海水浴客が溺れたとの想定。

水上バイクに乗った隊員2~3人が、約50㍍離れた要救助者に近づき「大丈夫ですか」と声を掛け意識の有無を確認。水上バイクにつなげた救助用ボートに要救助者を乗せて陸まで運んだ。このほか、ウェットスーツの装着や水上バイクに救助用ボードを取り付ける訓練も実施した。

同消防本部の池田哲勇消防長は「安全を第一に考え、二次災害を起こさないためにもしっかりと訓練したい。管内でも事故が起きているので、台風の前後などに危険な場所に行くことがないよう、地域住民への啓発活動も行っていく」と話した。