魚さばき方と護身術学ぶ

魚の三枚おろしに挑戦した児童たち(提供写真)

20170719(龍瀬小家庭教育学級)②
奄美警察署員などから護身術を教えてもらう児童たち(提供写真)

龍瀬小家庭教育学級 親子で体験し身に付け

 龍郷町の龍瀬小家庭教育学級(岡山洋子学級長)がこのほど、同校で2017年度の講座をスタートさせた。魚のさばき方教室と護身術体験が行われた。

 第1回目の魚のさばき方教室には、親子約40人が参加。町内の鮮魚店主の田畑浩さんが講師を務めた。
 同校の家庭科室で講師が参加者に、魚のさばき方を実演指導。キハダマグロを講師の包丁さばきで、三枚おろしにする様子を見学した。

 その後グループに分かれて、実際にキハダマグロ1匹を刺身に調理。講師の実演をまねながら、児童たちは慣れない手つきで三枚おろしに挑戦した。

 またキハダマグロを材料に、たたき料理も作成。講師がバーナーで、おろした切り身をあぶりタマネギなどを切って盛り付けた。

 別の魚を使って、魚汁調理も。各自の分を食器に盛って、皆で試食会を行った。

 教室に参加した箕輪ほずみさんと小学5年のゆりあさんは、自分たちで作った料理が美味しかったと絶賛。ほずみさんは、「三枚おろしが本当に勉強になった。危険な海の生物の話も聞けて良かった」と話した。

 家庭教育学級の2回目講座は、護身術体験を体育館で実施。家族など約30人が参加し、奄美警察署員や赤尾木駐在所駐在員などから不審者の撃退法を学んだ。

 建物や敷地内に不審者が侵入した場合の、道具を用いた対処法を実演。参加者は署員たちから、さすまたなどの使用法の解説を受けた。

 次に署員たちは不審者に手をつかまれ、後ろから抱えられた時を想定した護身術を披露。児童同士で、見よう見まねでかけあいながら護身術を身に付けた。

 岡山学級長は、「次回以降も、ためになる実践的な講座を行いたい」と語った。