関東徳州会総会・懇親会

「今年こそは大運動会で優勝を」と語り掛ける、関東徳州会・平山徳廣会長

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「西郷南洲翁に学ぶ」と題して講演する、西郷隆太郎さん

西郷に関する特別講演も

 【東京】「第71回関東徳州会総会・懇親会」が20日、品川区総合区民会館・きゅりあんで160人以上の会員、来賓らを集めにぎやかに開催された。来年のNHK大河ドラマ「西郷どん」にちなみ西郷隆盛に関する特別講演もあり、学ぶべき精神に関心が集まった。

 新井田勝幹事長の司会で、総会がスタート。郷土遙拝・黙祷、徳之島小唄斉唱の後に、あいさつに立った平山徳廣会長は、「長きにわたって会を継続してこられたのも諸先輩のご指導ご鞭撻と、故郷を想う出身者相互の強い絆があってのこと」と語った後、「いつもあと一歩のところで優勝を逃している大運動会(10月15日開催)で、今回こそはトップを取りたい」と参加者に呼び掛けた。

 会務報告などの議事が滞りなく終了。その後、関東鹿児島県人会連合会・加治屋勇二会長、東京奄美会・森眞一会長らが来賓として登壇した。

 第二部は、西郷隆盛直系子孫5代目当主の西郷隆太郎さんが「西郷南洲翁に学ぶ」と題して、大型プロジェクターを用いての特別講演。隆太郎さんは、「西郷に農民が誤って肥溜めを掛けてしまった時に、農民がきれいにふき取ろうとした際に、もったいない肥えに使え」としかったとするエピソードや、本当の写真が存在しないことなどを解説。「天敬愛人」を「人としてあるべき姿だ。感謝の心と人の役に立っている自信を持つこと」などと西郷翁に学ぶべき精神を紹介した。直系子孫の熱いメッセージとあって、出席した人たちは熱心に聞き入っていた。

 第三部は、平泰造さんとあずままどかさんの小気味いい司会による懇親会。情熱の作家・作城妙子さんがシャンソンを熱唱。あずまさん、竿田美也子さんが伸びやかな歌声を披露したほか、関東徳州会を形成する伊仙町、天城町、徳之島町の各女性部が自慢の舞踊を競った。最後は、ワイド節、六調で再会を誓って散会した。また、役員の改選に伴って、天城町会の松林純子さんが新会長に選出された。