屋仁川自治会七夕飾り

屋仁川自治会恒例の七夕飾り

住民手づくりで飾り付け

 奄美市名瀬の屋仁川自治会(丸田彰会長、32世帯)で28日、旧暦の7月7日に合わせた七夕飾りが各世帯に設置された。軒先を彩る毎年恒例の色鮮やかな七夕飾りは、同自治会の恒例行事。今年も道行く人が足を止め、見入っている場面もみられた。

 同自治会の七夕飾りは以前、各家庭で作ったものを対象にコンテストを実施するなど40年以上にわたり七夕行事を盛り上げてきた。近年は高齢化などの理由で参加者が減少し、コンテストなどは行われていないが自治会の広報誌で七夕飾り作りを呼び掛けていた。

 同自治会はコンテストなどに、七夕飾りをなるべくお金をかけず飾り付けするよう取り組んでいた。今年の飾りも既製品ではなく、チラシや新聞など身の回りの物を使った飾り付けが施されている。

 今年は自治会から11軒が参加し、各自が作成した七夕飾りが朝から取り付けられた。同自治会の丸田芙蓉子さんは、「5月に発行される広報誌で早めの作成を呼び掛けた。七夕飾りを見た人が、きれいと声をかけてくれてうれしかった」と話した。