知名町合同金婚式

笑顔で入場する金婚夫婦=知名町フローラル館=

夫婦そろって50年 24組を祝う

 

 【沖永良部】知名町合同金婚式が15日、同町フローラル館であった。今年は町内24組の夫婦が該当。これまでの苦楽を振り返り、結婚から50年の節目を祝った。

 合同金婚式は、1983(昭和58)年から始まり、これまでに918組を祝福してきた。 式に出席した21組は、平安正盛町長夫妻のエスコートで2人一緒に入場。扉が開くと、各集落の区長や町議会議員、婦人会など約70人の来ひんが拍手で迎えた。

 平安町長が「半世紀をともに過ごすのは決してたやすいことではない。夫婦としての50年は、まさに一つの歴史。これからも円満で健康に過ごし、皆さんの歴史に素晴らしい新たな1ページが刻まれることを願う」と式辞し、各夫婦に記念品(桑茶・夫婦湯飲み)を手渡した。

 祝宴では、名間武忠議会議長が祝いの言葉を贈り、金婚夫婦を代表して大野富常さん(81)が「金婚式を迎えたから終わりではない。まだまだ元気なので、百歳まで夫婦で長生きしたい」と謝辞を述べた。

 祝舞と乾杯の後、各種演芸がスタート。参加者らは、舞台で繰り広げられる踊りなどを楽しみながらお酒を酌み交わした。

 神園雅充さん(77)と乙代さん(77)夫婦は「いろいろな苦労はあったが、2人とも大きな病気をしたことがない。同級生なので2人一緒に喜寿を迎えられるのもうれしい」と笑顔で話した。