共生社会実現願い広報

リーフレットを手渡しして障がいへの理解を呼び掛けた

北大島地区手をつなぐ育成会

 

 北大島地区手をつなぐ育成会(生元為市会長)は27日、龍郷町にあるビッグⅡ奄美店前で障がいへの理解を啓発するリーフフレットを配布した。同会会員や町内の障がい者支援施設利用者や職員など約30人が参加し、1日から始まった「第54回発達障がい福祉月間」の広報活動に取り組んだ。

 今回の福祉月間のテーマは、「多様な人のつながりで共生社会を実現しよう!」~暮らしの豊かさと幸せ・生命の多様な育みと成熟社会でのハッピーエンド~。知的障がい者が地域社会の中で共生社会を実現する目的で、9月を福祉月間と定めて全国的に広報を実施している。

 広報活動に星窪きらりの利用者、奄美市手をつなぐ親の会などが参加。参加者は、買い物客らにリーフレットを約300部手渡しして障がいへの理解と協力をよびかけた。

 生元会長は、「知的障がい者は自分で意思表現が困難で、地域の人の理解や協力が必要。障害者虐待防止法や障害者差別解消法も施行されているので、地域の人に浸透していくよう努めていきたい。障がい者に配慮できる共生社会になればと願いつつ活動に取り組みたい」と語った。