くっきり「龍の目」

観光名所のかがんばなトンネルで鮮明に見られた「龍の目」(30日午後6時6分、西康範さん撮影)

龍郷町かがんばなトンネル

 

観光客も大勢来訪

 

 龍郷町の観光名所に数えられるかがんばなトンネルの夕日(龍の目・ドラゴンアイ)が、同町円集落で観察できる。天候条件に恵まれた30日、奄美市名瀬の西康範さんが鮮明な光景を撮影した。

 トンネルに夕日が通過する現象が確認されるのは、同集落のかがんばなトンネル(全長29㍍)。奄美で最短で、春分の日や秋分の日前後の期間に観察できるという。

 県大島支庁はホームページ上で今年の秋分の日前後の見頃について、期間=9月25日頃~10月15日頃まで。時間は午後5時53分~6時15分頃までと案内している。

 観察ポイントとして、同集落から安木屋場集落方向370㍍付近に展望所を県が設置。その周辺で見ることを勧めている。

 撮影した西さんは、「年々観察する人は増えている。今年はレンタカーが多く見られる」と観光名所の人出を指摘。「集落の人によると9月18・19日もトンネル内に入ったようだ。20日から撮影に挑戦して、きょう4回目で撮影に成功した。10年間撮影しているが、今年は空気が澄んでいて気象条件に恵まれた。毎回違う光景が見られるのが、魅力的だ」と話した。