成長期の子どもの食事について講演した龍さん
練習時、試合前に違い
子どもの成長期の食事など学ぶ
NPO法人ASA奄美スポーツアカデミーは26日夜、奄美市名瀬の名瀬運動公園総合体育館内でスポーツ講習会「食事のチカラ!食事の大切さを学ぼう」を開いた。参加者は部活動を頑張る子どもの成長期の食事メニュー、栄養摂取の考え方を学んだ。
市内の部活動指導者、保護者など約20人が参加。瀬戸内町古仁屋のいづはら医院の管理栄養士・龍めぐみさん(同法人オフィシャルトレーナー)がアスリートに大切な食事の役割、栄養学を講話した。
龍さんは年間スケジュールを踏まえ準備期、試合期、移行期に分け、時期に応じた食事の内容や量について解説。栄養価を考慮した食事メニュー、おやつ(捕食)の献立を紹介したほか、身体をつくる「準備期」は、体重制限や練習後の疲労回復を重視。試合期はコンディション調整や能力が十分発揮できるよう、炭水化物の摂取を心がける食事についてアドバイス。
参加者からは練習時の水分補給のタイミング、市販のドリンクの効能などの質問もあった。
試合前は適度な塩分摂取、消化器に負担をかけない「鶏飯」などを推奨。
また龍さんは不十分な体調で出場した子どものエピソードを述べ、「子どもの体調やパフォーマンスが発揮できるよう周囲がしっかり考えることが大切」と結んだ。