奄美空港に門松設置

奄美空港ターミナルビルに門松が設置された

2年ぶりのお目見え

 

正月らしさ感じて

 

 帰省客などでにぎわう奄美市笠利町の奄美空港ターミナルビルに26日、正月用の門松が登場した。華やかに飾り付けられた門松を前に利用者らが足を止め、スマートフォンを片手に写真を撮る姿などが見られた。

 門松は空港側が龍郷町の社会福祉法人瑞穂会障がい者支援施設ワークセンター奄美(竪山ミサコ施設長)と多機能型支援事業所所ジョイワーク(同)に設置を依頼したもの。門松の設置は15年以上前から毎年行われている恒例行事だったが、昨年末は同ビルの改修工事の影響で未設置だったため、2年ぶりのお目見えとなった。

 奄美空港ターミナルビル㈱の幸進也社長は「新しくなりつつある奄美の空の玄関口で、利用者が正月を感じ、気持ちよく新年を迎えることができれば」と語った。

 組み立て作業には利用者6人、職員3人が参加し、約1時間かけて実施された。県本土から仕入れたモウソウチクや、ハボタンやマツなどの縁起物の植物、しめ縄や凧などの正月らしい品々が飾り付けられ、華やかないでたちとなっている。

 荷物運びや飾りつけをこなした村田哲平さん(35)は「杉の飾りつけが大変だったが、多くの人に正月らしさを感じてほしい。来年も設置作業に参加したい」と語った。

 両事業所では26日から28日の3日間で龍郷町や奄美市内などの約60事業所に設置するという。