新たな観光拠点誕生へ上棟式

建設中の「瀬戸内きゅら島交流館」で上棟式が行われ、多くの人が餅投げを楽しんだ

やぐらから餅投げ 瀬戸内町きゅら島交流館

 

 瀬戸内町古仁屋の旧公民館跡地に整備中の「瀬戸内きゅら島交流館」で27日、上棟式があった。関係者らが建物外壁に設置されたやぐらから餅投げを行い、訪れた地域住民らは盛り上がった。

 同施設は今年5月初旬に着工。同町の新たな情報提供の拠点や、また観光などで訪れる道路利用者の休憩施設、災害発生時の防災拠点として利用される予定。

 建物は鉄筋コンクリート2階建てで、敷地面積2887平方㍍、延べ床面積1331・51平方㍍。工費は約6億4千万円。館内には休憩室、情報提供コーナー、24時間利用可能なトイレのほか、災害時の避難所としても活用する予定のホール(232・19平方㍍)も設置される予定。

 この日の上棟式では鎌田愛人町長、奥田耕三副町長、上田敏也教育長と、施工関係者2人がやぐらに上った。鎌田町長は餅投げの前に「これからも完成、供用開始まで楽しみに待っていてほしい。来年が皆様にとって良い年になるように祈っている」とあいさつ。餅投げでは、やぐらの周辺に集まった200人以上の地域住民らに紅白の餅や、お菓子がまかれた。住民らは手を挙げ、降ってくる餅を受け取ったり、地面に落ちた餅を懸命に拾い集めるなどした。

 同施設の完成は来年3月ごろを、供用開始は同年7月ごろを予定している。