城南海さんミニライブ

城南海さんミニライブ

集まった120人に丁寧に語り掛ける、城南海さん 

「ORION」などアルバムからの曲を披露する城南海さん

  2018年の目標やファンのアンケートに基づいたトークコーナー

アルバム曲熱唱、握手会も

 【東京】奄美出身の歌手・城南海さんが銀座の山野楽器7階のイベントスペースで、このほど「ユキマチヅキ」リリース記念ミニライブを行った。招待されたのは、昨年11月22日に発売されたCDを購入し、抽選された120人。ライブに続いてサイン会も開かれ、参加者は濃厚なひと時を楽しんでいた。

 「みなみちゃ~ん」。リハーサルでもしたかのように、そろった声に手を振りながらステージに現れた城さんは、大人の雰囲気を漂わせながらもあどけない笑顔であいさつ。「100%アルバムを聴いてる人の前で歌うのは、初めて」と語った後、「ORION」「サイレント・イヴ」をしっとりと。続いて、三味線を手に「サヨナラよりも伝えたかったこと」を熱唱した。

 1時間も前から列を作った人たちは、目を閉じたりしながら聴き入った。その後、トークコーナーへ。デビューのいきさつや最新アルバム、2018年の目標などを述べた。

 また、出席者のアンケートを基に「愛犬の死亡時、みなみちゃんの歌に癒やされた」などが披露されたほか、多かったのが「いつごろ結婚するの」の質問。城さんは、「うれしいです。でも結婚してもファンやめないでね。逆にいつがいいのかな」。はにかんだ様子で対応していた。

 デビュー曲「アイツムギ」を熱唱した後、参加者一人一人と言葉を交わし、握手会へ。予定していた時間がオーバーする熱の入れよう。「観光大使なので、『西郷どん』で盛り上がる奄美のいい所をもっと伝えていきたい」と締めくくった。

 「島もファンもとても大事に思っているみなみちゃんだから、結婚しても誰も離れませんよ」。そう話す参加者の言葉が印象的だった。

 城さんは、17日に国際交流基金マニラ日本文化センターの派遣で、同センターが主催する日本語・日本文化イベント「日本語フェスタ」で現地フィリピン大学の学生と日本の歌を歌うなどの交流をする。