奄美三村会・交流会

奄美三村会・交流会

懐かしい島唄が流れる

島の会は郷土遥拝から始まる

女性部の踊りが会に花を添える

郷友会の新しい方向性を提案する野沢会長

島の会はいつでも万歳三唱で締められる

存続に向け一本化協議へ

 【東京】奄美大島の住用町、大和村、宇検村の郷友会でつくる奄美三村会がこのほど、東京四ツ谷の主婦会館プラザエフで開かれた。関東の宇検村、大和村、住用町の郷友会の会員らが集まり、島酒を酌み交わし、楽しいひと時を過ごした。

 奄美三村会は、東京奄美会が100周年を迎えた年に、記念事業のスタッフとして顔の合わせる機会の多かった東京の各郷友会の幹事長、関東宇検村会の宝村晃永さん、関東大和会の長野章さん、東京住用会の森茂樹さんの三人が、「奄美の村つながりで、集まりますか」と始まったものが、三村の郷友会の交流会として広がり持ち回りで年に一回開かれている。

 この日は53人が出席。それぞれの会から出し物をしながら、楽しいひと時を過ごした。

 各郷友会の会長のあいさつでは、今回の持ち回りとなった住用町の野沢有得会長から、三村で、会を統一しないかとの問題提起があった。「東京と奄美が近くなり、東京での郷友会の意味も変わってきた。新しい会員もあまり増えない今、それぞれの郷友会で、役員選出が難しくなってきている。このままでは郷友会の存続も先が見えない。難しい問題ではあるが、楽しさを共有できる三村で一本化にはできないだろうか」。それぞれが会に持ち帰って話し合いがもたれることになった。

 大和会の里原廣光会長からは「NHKの大河ドラマ『西郷どん』のオープニングで、大和村の宮古崎が映し出される。今は笹が覆いつくしているが、昔はタイワンヤマツツジの名所でもあった。遠足で行った頃を思い出しながら、晩酌を楽しんでいる」との話が出た。

 宇検村の有川照男会長からは、「役員を決めるのは本当に大変。持ち帰って審議したい。きょうは楽しい一日を」とあいさつがあった。

 余興は、島唄で幕が開き、住誠一郎さんの三味線で島唄好きの人たちが、自慢ののどを披露した。それぞれの会の女性部による踊りや、カラオケなどで盛り上がった。締めは、全員で輪になり、島のブルースを踊り、六調へ。栄富英さんの万歳三唱で幕となった。

 今年の東京住用会総会は90周年の記念の会で、5月13日、主婦会館、関東大和会総会は8月19日きゅりあん、関東宇検村会総会は10月13日きゅりあんで開催予定。