徳之島高を指定

「原付車安全利用」「原付車盗難防止」両モデル校指定書を受け取る生徒代表ら=11日、徳之島高校

原付車安全利用・盗難防止モデル
徳之島署 生徒代表らが宣言

  【徳之島】徳之島署(津曲博之署長)は、県立徳之島高校(立石賢二校長、生徒数287人)に11日、「原付車安全利用」および「原付車盗難防止」両モデル校指定書を交付。生徒代表らが安全運転による交通事故防止や、施錠徹底による盗難防止などを宣言した。

 同校の原動機付自転車運転免許の取得生数は計201人(2・3年生)、うち163人が原付車を所有(同利用通学生68人)。両モデル校指定は、交通安全意識と防犯意識の高揚―などのため毎年度に継続指定している。

 全校集会後の交付式で、津曲署長が生徒会交通委員会の太良優伸さん(3年)と米竜輝さん(2年生)に両モデル指定書をそれぞれ交付。2人は「徳之島高の生徒である自覚と誇りを持ち」、交通事故防止への安全運転、盗難予防の防犯登録や駐輪時の施錠の徹底―など重点項目を宣言、全校生にアピールした。

 津曲署長はあらためて「他校や地域全体の模範となった交通ルールの周知徹底とマナー向上で交通事故防止を。自転車・原付車の二重ロックを確実にして防犯を」などアドバイス。昨年1年間に県内で起きた高校生による交通事故(人身)計343件のうち管内では5件(すべて原付車)発生し、なかには命が危ぶまれた重大事故も含むことをなど情勢報告。「モデル校指定で地域全体にも事故防止と犯罪防止の意識を広げて」と期待した。