上級体育施設管理士資格取得

上級体育施設管理士資格取得

このほど、公益財団法人日本体育施設協会の「公認上級体育施設管理士」資格を取得した実さん

「サービス向上に生かしたい」
奄美体験交流館・実さん (公)日本体育施設協公認

 奄美市住用町の総合施設「奄美体験交流館」のフロアーマネージャーを務める、実和則さんがこのほど、公益財団法人日本体育施設協会(大東和美会長)の公認する「上級体育施設管理士」資格を取得した。実さんは「市民の安心・安全はもとより、サービス向上に生かせたら」などと抱負を語った。

 同資格は、「体育スポーツ施設の維持管理や運営に関し、指導的立場で当たることができる者」と同協会が認める資格。取得条件として、体育施設等で1年以上の実務実績を有するほか、「公認体育施設管理士」および「公認体育施設運営士」両資格を保有していることが求められる。

 実さんはこれまでの実務経験や、保有していた二つの資格をさらに生かそうと取得を決意。1月30日から3日間の講習会に参加し、全13項目に渡る講座を受講して、4日目最終日の試験に臨んだ。

 講座では、▽スポーツマーケティング▽スポーツ施設用器具の維持管理▽スポーツ施設経営論▽スポーツ施設の法的責任―など、施設管理に関する多岐に渡る知識について学んだ。「水泳プールの維持管理、芝生の造成などについて、聴きなれない用語等を覚えるのに苦労した」が、講習後も自習に励み合格を果たした。

 実さんは「これまで、イベント等の主催などにも関わってきたが、今回の資格取得のために学んだことが非常に勉強になり、施設のことがまた色々見えてきた。今後も他の資格取得も目指し、現場に生かしていきたい」と意欲を語った。
 同協会によると、同協会に登録している資格取得者は、実さんを含めて現在、県内で4人いるという。