交通安全教室に一役

交通安全教室に一役

島田さんと「車いす犬ラッキー」をゲストにあっ交通安全教室=19日、徳之島町亀津小

島田さんと「車いす犬ラッキー」 亀津小

  【徳之島】徳之島町立亀津小学校(落盛久校長)の1・2年生124人を対象にした交通安全教室が19日、同校グラウンドであった。講師の徳之島署員の配慮で「車いす犬ラッキー」と飼い主の島田須尚=すなお=さん(68)=同町亀津=もゲスト参加。インパクトに富んだ交通安全教室となった。

 交通事故が原因の「車いす犬」の話題性や戌=いぬ=年にも絡めて同署交通課がゲストにチョイス。島田さんは児童らに、5年前に交通事故に遭って沖縄の動物病院で約2カ月間入院したが歩けなくなり、今では車いすで日常生活を頑張っていることを紹介。「長い学校生活や人生でいやなことがあっても、何事にも負けずに前を向いて一生懸命に頑張ってほしい」とエールを送った。

 児童たちは、署員による腹話術の人形「ぜんちゃん」の指導で①道路に飛び出さない②道路で絶対に遊ばない③車に乗るときはシートベルトをカッチン―を元気よく復唱。またグラウンドに設定の模擬道路を使った実技指導では、島田さんやラッキーとともに、横断歩道の安全な渡り方などを確認。

 児童を代表して2年生の杉和花=のどか=ちゃん(7)が横断歩道の利用や信号機の確認、運転手に分かるようしっかりと手を挙げて渡ることなど「交通ルールを守っていきます」と宣誓した。