街頭キャンペーンに西郷どん登場

通行人にチラシを配布し未成年者の飲酒喫煙の防止・飲酒運転の撲滅を啓発した

未成年者の飲酒喫煙防止

  「未成年者飲酒及び喫煙防止キャンペーン」が25日、奄美市名瀬で行われた。参加者らは啓発グッズなどを配布し、未成年者の飲酒・喫煙の防止、飲酒運転の撲滅を呼び掛けた。“西郷=せご=どん”に扮=ふん=した参加者もおり、通行人の注目を集めた。

 同キャンペーンは奄美大島小売酒販組合(幸田克己理事長)と大島たばこ販売協同組合(日置洋和理事長)の2組合が主催。年齢確認の市民への啓発などのため、中高生が新学期を迎える毎年4月に実施している。

 この日のキャンペーンは主催2団体以外に大島税務署、奄美署、北大島保護司会など、関係団体から約40人が参加。開会式で同税務署の後藤一徳所長は「未成年者の飲酒・喫煙問題の解決は、所管官庁であること以前に、次世代を担う子どもたちに対する大人一人ひとりの責任ととらえる。関係団体などと連携し、適切な環境整備に取り組みたい」とあいさつ。参加者らは150部の啓発グッズを約30分かけて配布した。

 和服姿に犬の形の風船持参で参加した町田酒造の結忠臣さん(43)のもとには子どもたちが「西郷どんだ!」と、はしゃぎながらチラシを求めに訪れた。結さんは「未成年者の陰に隠れての飲酒や喫煙を減らしたい」と話した。