和泊町の観光地9ケ所公開

機材を背負い海岸を歩きながら撮影する役場職員(和泊町提供)

役場職員が撮影
グーグル・ストリートビュー

 【沖永良部】米インターネット検索大手グーグルのサービス「ストリートビュー」で、和泊町の観光名所9カ所が4月末から閲覧できるようになった。同町がストリートビューの撮影を希望し、グーグルから撮影機材を借りて役場職員が撮影した。

 ストリートビューは、グーグルが提供するインターネット地図サービス「グーグルマップ」の機能の一つ。指定した場所を中心に360度のパノラマ写真が楽しめる。

 公開された場所は▽ビシの浜▽フーチャ▽笠石海浜公園▽ソテツジャングル▽和泊町休憩施設「タラソの風」▽与和の浜▽世之主の城跡▽後蘭孫八の城跡▽松の前池の風景―の9カ所。

 通常のストリートビュー撮影には専用車両が使われるため、海岸や狭い場所への侵入はできないが、今回同町はグーグルの「ストリートビュートレッカーパートナープログラム」に参加。グーグルから借りた重さ約20㌔のバックパック型撮影機材を役場職員が背負い、今年1月から約3週間かけて各場所を歩いて撮影した。

 同町役場企画課の上別府立さんは「今後は、観光施設内も撮影して町のPRを図っていきたい。公開されたストリートビューのどこかに、町のマスコットキャラクター『リリリー』も隠れているので探してほしい」と話した。