島の風景に歓喜

島の風景に歓喜

NHK大河ドラマ「西郷どん」を見る住民ら=和泊町仁志字=

「西郷どん」和泊町仁志集落でもPV

 【沖永良部】和泊町仁志集落で20日、NHK大河ドラマ「西郷どん」のパブリックビューイングが行われた。集落公民館に住民約50人が集まり、同日放送の第19話を視聴。ロケ地となった島内の海岸やサトウキビ畑がテレビに映し出されると「出てるよ」「すごい」と声を上げて喜んだ。

 ドラマは先週の放送から、西郷隆盛が潜居した奄美大島や、流罪人として生活した沖永良部島が舞台となる「シマ編」に突入。2月下旬から3月上旬にかけて行われた沖永良部島でのドラマ撮影では、知名町の海岸や仁志集落のサトウキビ畑がロケ地になっている。

 この日は、集落の総会後にパブリックビューイングを開催。ドラマが始まると住民から大きな拍手が起こり、スクリーンに島の風景やエキストラとして出演している島内在住者が出てくるたびに「エラブの人がいる」「ここは島の海岸だよ」と確認し合っていた。

 亘滉人くん(9)は「島が出ていたし、面白かった。これからも見続ける」と語った。

 また、子役としてドラマ撮影に臨んだ生後11か月の亘凛汰郎くんの紹介もあり、父親の孝幸さん(39)は「(撮影中)誰に抱かれても泣かなかった。地域の人に可愛がってもらっているおかげ。多くの人にドラマを見てほしい」と話した。