名音集落で「議会と語る会」

大和村名音集落で「議会と語る会」があった。

黒糖発祥の地「さらに観光スポットに」 大和村議会

 大和村議会(勝山浩平議長)は21日夜、名音生活館で住民を対象にした「議会と語る会」を開いた。2018年度の主要な施策、これまで寄せられた要望などに対し、一般質問等で取り上げた後の取り組み経過などを報告。意見交換も行い、参加者から防災や観光に関する要望や提案などが上がった。

 議会と語る会は、今里・志戸勘集落会場に続き、今年2回目。6月議会を前に、住民らとの意見交換を目的に開催し、同日は住民約30人が参加した。

 18年度の主事業を説明。▽「集落まるごと体験事業」で全集落対象に、集落巡りツアーへの環境整備、国直集落監視員配置等の実施(400万円)▽「福元だいこん」「福元いも」の栽培面積拡大とブランド化に向けた「合同会社ひらとみ」との取り組み―など。
 また、18年度予算(当初予算26億3287万円)に対し提出した意見書の内容報告。これまでの住民から寄せられた要望などに対しての取り組み経過報告もあった。

 意見交換では、参加者から「災害時の避難施設を高台に設置できないか」「空き家からの材木飛散を何とかしてほしい」などの要望のほか、「奄美大島での黒糖発祥の地をさらに観光スポットとして開発してはどうか。動物に引かせる砂糖車の設置」「議員全員で語る会を開いてはどうか」―などの提案があった。

 勝山議長は「村民が自分たちの意見が反映されていることを知ると、さらに関心が高まり参加者が増えていると感じる。きょう出た意見に対しても、しっかり取り組んでいきたい」と話した。