「奄美プラム」

「奄美プラム」

2018年産の奄美プラムの出発式(大和村湯湾釜選果場)

2Lサイズのプラムも集荷されてきているバランスよく品質上々

 

バランスよく品質上々
共販27㌧計画、単価400円設定
大和村で出発式

 2018年産奄美プラム(スモモ)の出発式が6日、大和村の湯湾釜選果場であった。JAあまみ大島事業本部は今期27㌧、1080万円の共販取扱を計画。式ではスモモを積み込んだ配送トラックを前に同村の伊集院幼村長ほか行政、JA関係者がテープカット。参加者の拍手でトラックを送り出した。

 今期産の着果状況は、開花期2月の多雨、4月に雨が少なかったことなどから、小玉傾向を予想。「サイズは2Lのものも集荷されてきている。品質は酸味と甘みのバランスが取れて上々だ」(村産業振興課)。1㌔当たり単価は400円に設定された。大和村のプラムは、今年も「かごしま農林水産物認証制度(K―GAP)」を取得した。

 出発式では、生産農家、JA、行政関係者など約50人が出席。徳丸善久JAあまみ大島事業本部統括理事は、「農家が共販率を上げ、目標の27㌧を達成して市場などが求める出荷体制を維持したい。それが安定した販売価格や、産地拡大の道標となり、奄美プラムの銘柄確立につながる」などとあいさつした。

 出席者を前に村果樹振興会の蔵正会長は、▽芯食い虫の防除と摘果作業の労力不足▽農作業の受託組織の必要性▽果樹振興会の高齢化―などの課題を指摘。「かつては生産量400㌧、販売高1億円超とスモモの里大和村の名がとどろいていた。近年は50㌧を切る状況が続くが、評価は上がっている。成功して新規生産者を引っ張り込もう」と決意表明した。

 関係者によると、1日から集出荷が始まり、作業終了は6月下旬を予定。出荷した奄美プラムの主な取引先は、沖縄県、九州地方、大阪府、岡山県、広島県などとなっている。