徳之島夢振興会議

徳之島夢振興会議

出席者にあいさつする横田捷宏理事長。引き続き理事長の大役を務めることに


プロジェクターなどで分かりやすく講演する、食総合プロデューサーの金丸弘美さん

基調講演や役員改選も 横田理事長が継続

 【東京】NPO法人「徳之島『夢』振興会議」(横田捷宏理事長)はこのほど、品川区大崎のニューオオタニイン東京で2018年度通常総会を開いた。会員、来賓合わせて約50人が出席。食総合プロデューサー・金丸弘美さんの基調講演があり、出席者は耳を傾けていた。

 横田理事長のあいさつで始まった第一部では、徳之島フラワープロジェクトとして「全島の小、中、高校への今年度の記念植樹が無事終了した」ことや物産品の販売報告などがあった。18年度全体事業計画なども議案として出され、順調に承認された。また、役員の改選もあり健康面で退会する理事が何人かいたが、理事長は引き続き横田さんが務めることが確認された。

 議事に続いて、第二部で登場したのは、妻が伊仙町出身で伊仙町に7年在住した、金丸さん。「田舎力 ヒト・夢・カネが集まる5つの法則」を演題に講演。「徳之島は長寿だった島で、30~40代の肥満率が高い」と食べ物の視点から島の現状を分析。「長寿日本一の長野県川上村」のレタス農家などを例に挙げて「新しいソフト力は、起死回生を達成した田舎にこそ学ぶ時代だ」などと解説。全国47都道府県、1千以上の地域の取材に基づく説得力のある話は聞きごたえ十分で、熱心にメモを取る人もいた。

 その後、塩田康一・大臣官房審議官が来賓のあいさつをして、懇親会へ。小坂京子さんのマジックショーや、久永さとみさんのライブなどが披露された。出席者らは、余興を楽しみながらも「徳之島花いっぱい運動」について活発な意見を交わしていた。