瀬戸内町 初の町民ミュージカルへ稽古

瀬戸内町 初の町民ミュージカルへ稽古

来場を呼び掛ける団員たち

練習に汗を流す団員たちと長さん(手前)

7月15日、きゅら島交流館で

 公民館講座から生まれた瀬戸内町初の町民ミュージカル公演「ユイツナグ~きゅら島の心を未来へ」(瀬戸内町地域おこし協力隊・長紘子代表)が7月15日、同町きゅら島交流館で開かれる。団員たちは現在、公演本番に向けて猛稽古。団員は「大半がミュージカル初体験だが、みんな本番に向けて懸命に練習を重ねている。ぜひ公演に来てほしい」と来場を呼び掛けた。

 同町の2018年度公民館講座として4月から始まった同ミュージカルには、加計呂麻島を含む同町在住の5~73歳の団員46人が在籍。現在、東京で社会人によるミュージカル指導経験を持つ、同町地域おこし協力隊の長さんをリーダーに、稽古に励んでいる。

 シナリオ・演出、プロデュースも行う長さんは「初顔のメンバーも多いが、同じ町民ということで打ち解けるのも早い。今回で終わりではないので、じっくり取り組める」と町民ミュージカルのメリットを話す。団員からも「いきなりヘビーな内容で、子どもたちも多いが、何とか形にしていきたい」と意気込む声も聞こえる。

 ストーリーは、同町をモチーフに「海に囲まれた世界」の物語で、自然と祭りから得る「恵み」で豊かに暮らす東西南北四つの島が、恵みをお金に還元できる方法を授かることで争いに。幸せや自然の本質を見つめ直しながら、物語が展開して行く。

 長さんは、現在の進ちょく状況について「カオス(混沌)状態」と話しながらも笑顔。団員らはバックミュージックに踊りの息を合わせ、本番に向けて一丸となって汗を流している。

 本公演の日程は、同日午後1時半と同4時半の二回公演で入場は無料。各公演定員300人でチケットが必要。申し込みは、中央公民館電話0997―72―0363、FAX0997―72―1688。WEBフォーム・http://qq3q.biz/K83からも予約ができる(先着順)。

 問い合わせは、長さん電話080―9245―6980まで。