樹木伐採に汗流す

樹木の伐採作業に汗を流す参加者ら=16日、和泊町国頭=

和泊町 建設業者らボランティア清掃
来年開催のフラワー都市交流に向け

 【沖永良部】沖永良部建設業協会と和泊町建設同友会によるボランティア清掃が14、16日の両日、和泊町国頭集落の県道で行われた。来年度、同町で開催のフラワー都市交流連絡協議会総会に向けた作業で、参加メンバーらは道路沿いの樹木伐採に汗を流した。

 作業場所は国頭集落宇宗山の県道沿い約1㌔の区間。1日目は沖永良部建設業協会(約20人)、2日目は和泊町建設同友会(約30人)が担当した。

 高所作業車に乗ったメンバーらは、高さが10㍍ほどあるモクマオウの木の枝や幹をチェーンソーで切り、半分ほどの高さにした。

 国頭集落の田代吉信区長は「台風が来るたびに枝折れや倒木で道をふさいでいた。ボランティアで清掃をしてくれて感謝している。来年のフラワー都市交流連絡協議会のみなさんを気持ちよく迎えられる」と話した。

 同町企画課の皆吉泰智課長によると、樹木伐採後は畑からの赤土流出を防ぐために県道に沿って石積みを施工するほか、ユリなどの花を植え付けて景観の向上を目指すという。

 花をテーマにまちづくりを進めるフラワー都市交流連絡協議会は1983年発足。和泊町は初年度から加盟している。現在、6市3町(北海道中富良野町、山形県長井市、富山県砺波市、岐阜県大野町、兵庫県宝塚市、静岡県下田市、山口県萩市、福岡県久留米市、和泊町)で構成。