手造り山小屋完成

手造り山小屋完成

山小屋完成を祝い、ベランダで知人らが集いコンサートを開催。福田信廣さん(手前左)と家族ら

奄美市名瀬の福田信廣さん 知人ら集い祝コンサート
ジャズ、製作、野菜作り楽しむ

奄美市名瀬真名津町在住の福田信廣さん(73)は、約1年かけて手造り山小屋を完成させた。場所は春日町地内。29日、知人、友人、家族ら約40人が集って完成を祝い、ベランダでコンサートを開いた。

山小屋の周囲には、三つの渓流が流れ、水音が心地よく、ヒカゲヘゴなど木々に囲まれている。畑ではミニトマト、ニガウリ、バナナ、ピーマン、カボチャ、アボガド、パパイア、バンシロウ(グアバ)、キュウリなどを育てている。

水は山水をビニールパイプで引き、利用している。山小屋の中には孫などが楽しめるようにブランコを設置。近くにトイレも設置した。

完成を祝うコンサートでは、初めに盛島孝男さんが竪琴を弾き、孫の福田和心さん(輪内心道館)が空手演武を披露した。続いて山元順向さんと則敏光さんがギター、福山洋志さんがウッドベースを弾き、若かりし頃にはやったフォークソングなどを参加者全員で次々と歌っていた。「神田川」など懐かしい曲と歌声が山中に響いていた。

福田さんによると、屋根材以外は、木材などのリサイクル品を使って仕上げた。「山小屋ではジャズを聴き〝音浴〟を楽しみ、チェーンソーを使ったアート作品を製作したい。畑仕事をしながらモノ作りを楽しみたい」とうれしそうに話した。