多彩な大輪の花夜空に

第55回奄美まつりの花火大会が3日あり、多彩な大輪の花が夜空を鮮やかに照らした

奄美まつり 大玉連発など3千発魅了

 奄美市の第55回「あまみ祭り」は3日夜、花火大会があった。3000発の花火が夏の夜空を彩り、会場の名瀬商区周辺は、浴衣を着た友人同士、家族連れなど多くの人でにぎわい。また、近郊各地にも見物人らが集まり、上空に次々と打ち上がり、明るく鮮やかに輝く“大輪の花”を堪能した。

 変則的な動きを見せ、「逆走台風」とも呼ばれる台風12号の影響もあり、前日(2日)までスッキリしない空模様が続いていたが一転。3日は晴れの夜空に恵まれた。

 午後8時に「花火ショー」が開演。序盤から、牡丹をイメージした各色の花火、咲き乱れる小さなひまわりを表現したものなど色とりどりの花の環で魅了。終盤には大玉30連発の大輪の花にひと際大きな歓声が上がった。

 会場の名瀬商区周辺は、見物しようと多くの人でにぎわい。歩道にも多くのシートが敷かれ、夜空を彩る鮮やかな花に魅了されたように、うっとりした表情で見上げ鑑賞する人たちの姿が各地で見られた。