指導漁業士に認定された堀江百合子さん（右）と東善一郎組合長（左）＝和泊町＝
「島をＰＲしたい」
沖永良部島漁協で授与式
【沖永良部】和泊町手々知名の堀江百合子さん（49）がこのほど、県の「指導漁業士」に認定された。７日、沖永良部島漁業協同組合で認定証の授与式があり、東善一郎組合長から認定証を受け取った堀江さんは「県内の漁業士同士で情報交換できるのはとても良いこと。値段の付かない魚を活用したり、島独自のお土産品を開発したりして沖永良部のＰＲにつなげたい」と意気込みを語った。
指導漁業士は、優れた漁業経営を行い、漁村青少年の育成に指導的役割を果たしている漁業者を認定するもの。
堀江さんは、沖永良部漁業協同組合婦人部の部長を２００１年から７年間務めたほか、07年に設置した共同販売所「島人ぷらざ」の副代表として、現在も各種イベントで魚の宣伝販売や捌き方教室などを開いて魚食の普及活動に努めている。
朝の競り市の前に授与式が行われ、東組合長は「これからは、地元でとれた魚に付加価値を付けて販売することが大事になる。努力を重ねて頑張って欲しい」と激励した。
同組合には、中核的に漁業に取り組む「青年漁業士」が一人いる。指導漁業士の認定は初めて。