「日本一に貢献したい」足立(朝日)

都道府県対抗中学バレー出場
男子・味吉主将(花岡)は奄美2世

 【鹿児島】第32回全国都道府県対抗中学校バレーボール大会(12月25―28日・大阪)に出場する女子の鹿児島選抜に足立菜央(朝日2年)=写真右=が選ばれた。「チームの目標である日本一に貢献したい」と意気込みを語っていた。

 8月16―18日に県内から約50人の候補を集めた選考合宿があり、代表12人の中に2年生の足立も選ばれた。「自分の持ち味を精一杯出せた」と足立。米田哲也監督(紫原、奄美市笠利出身)は「右でも、左でも、センターでも、どこでも使える」ユーティリティープレーヤーである点を高く評価していた。

 チームは、2年生ながら182㌢の長身で全日本中学選抜候補にも選ばれた飯山(吉野東)、古川(加治木)の2人を擁し「これまでの鹿児島にない高さのあるチーム。攻撃力を生かすためにもつなぎのレシーブをしっかり鍛えて、日本一を目指したい」と期待を寄せる。

 1、2日は初めてメンバー12人がそろって結団式と練習があった。「レベルの高いメンバーとプレーできてうれしい」と足立。「合宿に参加して選ばれなかった先輩もいる。そういった人たちや島で支えてくれる人たちのためにも、自分の良いところを積極的にアピールしていきたい」と抱負を語っていた。

 男子は奄美の学校の選手は選ばれなかったが、チームを率いる味吉宏久監督(花岡)の長男・二千翔=写真左=は母・奈々さんが瀬戸内町嘉鉄出身という奄美2世。174㌢のセッターで、メンバーの中で唯一昨年の大会を経験している点を買って主将にも抜擢された。「メンバーは小学生の頃から競い合っていたライバルたち。レベルの高いメンバーと日本一を目指す」と意気込んでいた。

(政純一郎)